【好奇心】 好奇心の定義

こんにちは!

現在、3年ゼミでは「好奇心を育てる場の条件」について研究をしています。
この研究を進めるにあたって、まず「好奇心とは?」についてグループで話し合っていたのですが、やっと自分たちなりの「好奇心の定義」を出せたかなっと思ったので、ブログにまとめていきたいと思います。

 

私たちのグループでは、イアン・レズリーさんの『子どもは40000回質問する』という本を参考に好奇心を掘り下げていっています。

前回の話し合いでは、本を下に好奇心の種類、好奇心が生まれる(育つ)環境、好奇心について言及している点などを書き出していきました。

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この書き出しをした時点では、本の中で好奇心とはこういうこと!といっている部分がいくつかあって、本当に自分たちなりの「好奇心の定義」の答えを出せるのだろうかと不安でした。考えもまとまっていなかったし、ただひたすら本の意見を書き出して終わってしまいました。

 

そして、今週のゼミでは上記の付箋たちを参考にやっと「好奇心の定義」ができました。

参考本(付箋)の中では、現代のインターネット社会などのすぐに知れる環境は好奇心を育てないといった記述がありました。
また、まったく知らないと興味が湧かないとあったのですが、知らない状態から好奇心を湧くことはないのではないか、ちょっと知っている状態があるから好奇心を持つのではないか
さらに、知っていると思うと無関心になりがち(過信効果)という点から知りすぎると興味がなくなるという考えに至りました。

以上の考えをまとめて、好奇心を持つには、知らなさすぎてもダメ、知りすぎてもダメなのではないかという考えに。

この考えをさらにまとめて、好奇心は「少しでも知っている知識と十分知っている知識の間にあり、その間の知らない知識(知識の空白)を知りたい(埋めたい)と思う欲求である」と定義しました。

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この定義に至るまで、考えをまとめることが大変でした。改めて考えてみて、情報がありすぎたからまとめられなかったのかもなと思いました。自分たちがこう思うこと、他の意見と照らし合わせてこの考えは少し違うかもと思う考えを省いていって、好奇心の定義ができたのではないかなと思います。
次のゼミではプレゼンの準備があるのですが、好奇心の定義ができたので「育てるとは?」「場」「条件」についても考えていきたいなと思います。

 

=おまけ=

好奇心の定義をする前に好奇心の環境の話へ寄り道していました。

好奇心は周りの環境によって左右されるという点について、
・現代のインターネット社会などすぐに知れる環境は好奇心を育てない
・情勢や時代の常識によっても好奇心が抑圧されて育たない(抑圧され過ぎても育たない)
という点があることがわかりました。

このことから、好奇心が育つには環境のバランスが必要なのかなと思い、加えて、環境=場のことなのかなと思いました。

今回、好奇心の定義には直接関係がなかったかもですが、場の定義に役立ったらいいなと思います。

 

また、話し合いを進めていく中で好奇心は「知る」が先か、「興味」が先かという考えが出ました。鶏が先か、卵が先かみたいな考えですよね(笑)。

趣味みたいに「興味」を持ってから好奇心を持つ場合もあるし、大学の講義みたいに「知って」から好奇心を持つこともあるしと考えて、どっちかなとなりました。

しかし、ブログを書いていて改めて思ったですが、「興味」を持つことはそれ以前に「知って」興味を持ったということだし、「知った」から「興味」を持つだよなとなって、知るが先かなと自分の考えとしては思いました。

 

プレゼン怖いな~。でも、みんなの状況を知れるのは楽しみです!!

おわり