【好奇心】インタビュー第1弾

お久しぶりです。ほんとにお久しぶりです。またまた約1ヶ月ぶりのブログ更新です。
中間発表が終わった後からどうやって進めよう?何をどう調べていけばいいんだろう?と迷ってしまい行き詰まっていました。

私たちが調べようとしていたことは、拡散的好奇心が好奇心(知的好奇心)に変わるのはどうしてなのかについてです。

前回のゼミで文献からわかったことは、好奇心には5つの次元(種類)があるということ。
=5つの次元=
①探索の楽しさ ②剥奪感 ③ストレス耐性 ④社会的好奇心 ⑤スリルの追求

また、好奇心を育てる人は4つのタイプに分けられるということ。
①魅了される人 ②問題を解決する人 ③共感する人 ④避ける人

文献から以上のことがわかったけれど、これが私たちが調べようとしていることにどう当てはまるのか、関係があるのかわかりませんでした。

 

唯一、こうなのでは?となったことは眞子ちゃんが出してくれた「タネとお花の話」でした。
=タネとお花の話=

育てるためには育てるもの(タネ)が必要で、そのタネは拡散的好奇心である。
※拡散的好奇心は本能的なものでみんな持っているもの。

拡散的好奇心を育てると5つの種類(次元)に分けられる。

お花に例えると、お花は育てるために水や日光、肥料などが必要。拡散的好奇心でいうなら、性格や環境が影響する。

という意見でした。

これがすごくわかりやすかった!!身近なものに例えるとわかりやすくなるんですねー。

 

とまぁ、考えがちょっとまとまってきましたが、このままでは調べたいことまで辿りつかないということで、実際にインタビューをして探ってみることに。

 

今回、インタビューに協力していただいた方は、文化人類学を担当されている中村先生です。

=中村先生のお話=

1.文化人類学に興味を持った経緯は?

中村先生が文化人類学に興味を持ったのは、大学の図書館で見つけた『スワヒリの世界にて』という本がきっかけだったそうです。元々、日本文学を勉強されていて、日本文学が本の世界を研究するのに対して、読んだ本は現実世界の研究をしており、ギャップが面白いと思ったとのことでした。

その後、本がきっかけでアフリカ研究をされている先生の下に行き、さらにその先生や周りの先輩方に出会ったことが影響して、キルア島(タンザニア)という島に出会ったとのことでした。

また、なぜ『スワヒリの世界にて』という本を読んだのか?については、友達がスワヒリ語を勉強していて、言葉が頭にあったから。たまたま。とおっしゃられていました。

 

→ここまで興味を持った経緯をお伺いしていて、取り巻く環境がすごく影響しているなと思いました。特にどう行動を起こすかにおいて、人とのつながりが大きいのではないかなと思いました。

 

2.文化人類学を研究しているのはなぜ?

文化人類学は人が対象のため、正解がない研究だそうです。正解がないからこそ、人が対象だからこそ、毎年研究結果が変わって、そのたびにパズルを壊してピースを完成させていくみたいです。

3.どんな子どもだったのか?

漁村で育ったため、海や川、山など自然の中で遊んでいたそうです。中村先生は自然の中で育つとなぜと思うことが多いから、知的好奇心が育つとおっしゃられていました。

 

文化人類学という正解のないものを研究し続けていること、自然の中で培われたなぜの持続を考えると、中村先生は追求するのが好きなのかもしれないですね。

 

また、キルア島を研究しようと思った理由が、自分の生まれ育った海と波の音が同じだったからとのことで、幼少期の環境が大人になっても大きく影響するんだなと思います。幼少の頃に培われた探求の心があったから、今も研究を続けられているのかもしれないし、幼少の環境が現在の研究環境につながったのではないかなと感じました。

 

その他にも、幼少期から本を読む習慣があったことや、学生の頃は研究のために海外には半年に一回(研究をするなら本当は1年がいいそう)行っていたことなど、様々な話をしていただきました。

 

このインタビューをしたことで、私の中で、拡散的好奇心がどう育つのかという仮説を立てることはまだできていません。ただ、幼少期の環境、環境に影響された性格、自分を取り巻く人とのつながりが好奇心を育てる、方向を定めるのに大きく影響しているんだなと見ることはできました。

もう発表まで時間はありませんが、自分たちなりに納得ができる?できなくてもいいのかなとも思いますが、何かしらの考えを導き出せたらいいなと思います。

 

 

中村先生のお話は好奇心の研究としても大変貴重な話でしたが、人生の先輩としてもとても面白い話でした。大学の先生に、当たり前を当たり前と思わないこと。常になぜを問い続けること。と言われたとおっしゃられており、哲学でも疑問を持ち続けるとあったなーと思いました。

 

最近、考えることが大事だ!といわれることが多いような気がするので、思考力ってほんとにこれからの中ですごく必要なことなんだろうなと感じますね。 

 

 

おわり

今回、私はメモ係に徹していたので、インタビューで先生に話を聞いてくれていたグループの2人へありがとう😊